11月7日に開催されるヘッドフォン祭。
こちらでお披露目となる Cross/S シリーズの最新フラッグシップモデル。


その特徴を再掲します。
◆Cross/S シリーズの特徴
今回のイベントの主役である『Cross/S シリーズ』の最大の特徴は、その構造にあります。
内部素線と、ピンクとグレーをメインとしたカラーで彩られる極薄の被膜(シース)との間にある「空間」が大きなポイントです。通常のケーブルでは、その空間は絶縁材で完全に埋められるのが一般的です。しかし、そのような構造では音がデッドになり、音楽の持つ本来の生命感が損なわれてしまいます。
それに対し Cross/S シリーズは、「中空チュービング構造」によって螺旋状の空気のトンネルを形成し、トルネード現象を生み出すことで、演奏時の空気感まで感じられるリアルで躍動感のある音を表現できるようになります。この構造は、スピーカーケーブル「Steady」でも用いられてきたもので、20年以上に渡り、魅力的なサウンドを届けてきた歴史がこのWシースケーブルへと繋がっています。
空気は、最も手頃でありながら最高のインシュレーターにも成る代物ですが、それを使いこなすのは至難の業でもあります。そんな空気を味方にすることで、ポータブル環境では想像を超えるほどリアルなサウンドを実現できるのが、ローゼンクランツならではの魅力です。
◆Cross/S とCross/W の表現の違い

Wシースケーブルの断面図を見てみると、図1のようになります。
Cross/4s(図1:左)は、独立した2本の素線で構成されており、この2芯構造によって中空チュービング効果がより大きくなります。さらに、2芯ツイスト撚りは形状が扁平になるのが特徴で、編み込まれた交差部に生じる「平」と「山」の部分が、情緒ある音楽表現へと繋がっていきます。
今回のフラッグシップモデルもこの構造です。
こうした構造的な特性により、素線が3本で構成されたCross/W(図1:中央)と比較しても、Cross/S はうつろう人間感情を描き出す音楽において、2芯ツイスト構造ならではの音の魅力が、一層際立つのです。
◆長さへの工夫

こちらのブログもご参照下さい。
音に気持ち良さを感ずるのも、音に違和感を感ずるのも耳に届く時の音の「タイミング」。
長さが1mm違うだけで音への影響は計り知れません。良し悪しへの大きな印象の違いが有るのです。
当時(2020年)、試作品を試す機会が酒井にありました。
見た目は全く同じHP-195のケーブルでしたが、全長: 1.052kaiserと全長: 1.053kaiserのものです。
一聴して、その違いに大いに驚かされたことを今でも憶えています。
導体サイズに合わせ、そのケーブルの長さまで徹底して設計しています。
ここは、価格に於いて差別はしてません。
独自の中空チュービング構造と導体に合った寸法の徹底。
それが、今回のフラッグシップケーブルにしっかり活かされています。
ぜひ、そのサウンドは、ヘッドフォン祭会場にてご自身のお耳で確かめてください。
乞うご期待です。


