量子ステッカー貼り付け・・・HD660S シリーズ

政振・量子ステッカー貼り付け例

先週の土曜日は、大阪からお得意様が出張して来て下さった。
元TSJ Sound の中村さんもご一緒にお会いすることとなった。

今回は、HD660S シリーズのステッカー貼り付け依頼とそれに伴うケーブルのご相談であった。

HD660S1(中村さんのもの)

中村さんのHD660S1をパシャリ。
N様には聴いて貰いたい一心で作業を行ったから写真を撮り忘れた。何という失態。

改めて見るとネジを一本も使わない考え込まれた内部デザイン。
HD650の頃から20年以上変わらぬ設計から、その完成度が判る。
ここは、HD660S1もS2も変わらなかった。

軽いプラ素材でなおかつ金型を使っての流し込み製法だから、厚いところ薄いところが出て来る。
見た目には見えないが、持ってみるとそのバランスが感じられるのだ。
ちょっと右寄りで重たいなとか、下側が軽いなとかそんな感じだ。
それも意識して、組み上げた時にしっかりと重心が揃うように貼り付けた。

今回は、Triangle Joe、In & Out、Accel 123、Pentagon Joe を使用。
貼り方は、N様の分と基本的に変わらないが、その重心バランスをみてPentagon Joe の一枚を顔側なのか後頭部側なのかに違いが出た。ステッカーの効果ももちろんだが、その重さで重心を揃えるアプローチの方が音への影響が大きい様に感じる。

貼り付けた中で、特にIn & Out に Accel 123 を貼り付けたものを、筐体からドライバーへの橋脚部に貼り付けるのが今回の肝であった。これだけでも大きな効果が得られるだろう。

バラシて、貼り付け、そして左右の共有パーツを選定して組み上げる。

ボスの言葉で「答えは’’もの’’が知っている」というのを思い出す。
同じパーツだからどれも一緒なんて安易な考え方を捨て、ひとつひとつのものの顔、表情を捉える意識が芽生える。
大体、世の中の人は面倒臭がってこういうところをテキトーにやってしまう。
自分からすると何とも勿体ない様に感じてしまう。
ここを意識するだけで結果が随分と変わってくる。もちろん、オーディオ以外でもだ。

お二人にお渡ししたら持った瞬間から違いが判ったようだ。
しっかり音が出て来るようになったようで終始笑顔でご試聴いただけた。
何とも嬉しい限りだ。

中村さんには、Xにて感想も上げていただいた。
感謝いたします。

N様は、HD660S2の相棒となるケーブルに KA-PgPg Cross/4w をチョイス。
Mandara-Dのお陰で4.4mmでのご注文だ。インピーダンス300Ωは、伊達じゃない。
ポータブルでは中々鳴らせないが、Mandara-D によってハイパワーヘッドホンの旨味はちゃんと感じられるぐらいになっている。

お二人のを聴かせて貰っているうちに自分も欲しくなってきた。
近く良い個体が見つかったら買ってみよう。

何度も再燃するオーディオ欲は誰にも止められない。