日本の職人技が光る。
刀剣は危険な武器ではあるが、日本人の魂を宿す美術的な側面も持っている。
そんなところに何か超越したものを感じ、日本人として目が離せない。
この動画では、特にその「音」が勉強になる。
砥石の違いによる音の変化、また当てる角度や強弱でその音色が大きく変わる。
その音がどこか心地良く、聴きながら眠ってしまいそうになる。
かつてカイザーサウンドで聴いたスピーカーシステムを思い出した。
数年前にお邪魔した際、夜中に大きな音量でYelloを聴かせていただいたことがあった。
音の立ち上がりと余韻の消え入り方が見事で心地良く、気づいたら眠ってしまっていた。
刀剣を一振り造るにも数多くの工程が必要だと聞く。
今回の研ぎに加え、素材となる玉鋼(たまはがね)の精製、さらには熱して鍛える工程がある。
その刀を着飾る拵えの製作もあり、これらすべてを別々の職人が手掛ける。
各々の職人の色が出ながらもバランスが取れ、一振りが出来上がるのだ。
これはオーディオにも通じる。
ケーブル、アンプ、スピーカーがそれぞれ理想的な働きをし、そのすべての足並みが揃った時に初めて、魂を揺さぶるサウンドになる。
ローゼンクランツの音創りには、伝統的な職人技と同様のものを改めて感じる。
本当に違いの判る方に選ばれているのは、そんなところから来ているのかもしれない。
