先日、イヤホンのエントリーシリーズ向け音響核の記事を公開した。今回改めて、その取り付け方法と、特に「他社イヤホン・ケーブルとの組み合わせ」における効果について詳しくお伝えしたい。

市販のイヤホンやケーブルは、静特性における基準を満たしており、音はしっかりと出ている。
しかし「音が良い」のに「音楽になり切れない」と感じたことはないだろうか。
その原因は、パーツひとつひとつのエネルギーの流れる方向性や左右バランスが揃っていないことにある。
足並みが揃わなければ、正しいステレオ表現は生まれない。結果として、頭内でのリアルな定位が曖昧になり、感動に繋がりにくいサウンドになってしまう。
確かなノウハウがなくては不可能であり、大量生産のもとにはコストの兼ね合いでそこまでは行えない。
これは当然のことなのだ。そこがいけないという訳ではなく仕方のないことなのだ。
ローゼンクランツでは、パーツ単位でエネルギーの方向性・左右バランスを精査し、すべてを手作業で組み上げている。
この工程を経て初めて、正確なステレオ表現と生々しいサウンドが生まれる。音楽好きがこぞってハマっていく理由は、まさにここにある。
今回の音響核は、分岐部に一定の重心を置き、ケーブルを伝わる振動の間合いを整えてイヤホンへと届ける設計になっている。これにより、他社のイヤホンやケーブルでもステレオ表現のある程度の「矯正」が可能になる。
この変化がどれほど重要であるかは、試していただいた方にしか分からない。
取り付けも非常に簡単で、対応ケーブルの幅も広いのが利点だ。
改めてその取り付け方法をご紹介したい。
◆準備編
精密ドライバーのブラスPH00を使用する。

100円ショップなどでも取り扱いのあるサイズ。
◆装着編
『Rosen Octagon/gold』をHEXA純正ケーブルに取り付ける。
1. 音響核を用意

2. ケーブルの分岐部に音響核本体のネジ穴がイヤホンコネクタ側にくるようにケーブルを納める

3. チップのネジ穴を合わせ、「R」がイヤホンコネクタ側に向くように填める

指で優しく押すと「くっ」という感じに填まる。
4. ブレードと本体のネジ穴にネジを通す(ケーブルを傷つけないように避けて)

5. PH00のプラスドライバーで締める(やりすぎるとチップが曲がるので注意)

6. 完成

プラスドライバーのみで出来てしまうこの手軽さで音楽表現の貢献度は目を見張るものがある。
また、種類が増えれば増える程、音楽ジャンルの幅も広がる。
エントリーシリーズにはもちろん、対応可能なイヤホン(幅 6.6mm 高さ 4.4mmまで)にはぜひともこのアクセサリを試して欲しい。
イベントでもじっくりお試しいただきたい。
