2月7日(土)、東京駅近くでは国内最大級のオーディオイベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2026」が開催されます。100を超えるブランドが集まり、多くの製品に一度に触れられる、非常に貴重なオーディオイベントです。私たちもこれまで、このヘッドフォン祭に出展してきました。
このような大規模なイベントでは、注目度の高い新製品に多くの人が集まり、試聴までに待ち時間が生じることもあります。それ自体はイベントの魅力の裏返しでもありますが、「聴いてみたい」と思ったそのタイミングで音に触れられない場面があるのも事実です。
ここで、少し話が広がりますが、次のような経験に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
病院を受診した際のことです。「2時間待ちの5分診察」のように長く待つこと自体に意味があるのか、それとも診察そのものに価値があるのか。その答えは人によって異なりますが、オーディオイベントにおける試聴体験にも、どこか似た感覚を覚えることがあります。
限られた時間の中で待つことが前提となり、肝心な体験に十分な時間を割けないとしたら、それは本当に、自分に合った選択へと繋がっているのでしょうか。
「人・時間・物・金」
そのすべては有限であり、どう使うかという選択そのものが、自分の価値観を映し出します。
何に価値を置くのかを真剣に考えた者だけが、自分にとっての本当の価値に辿り着けるのだと思います。
今回の単独開催はそういう素朴な疑問がきっかけとなって始まりました。
限られた一日の中で、より自由に、より無駄なく音と向き合える選択肢を用意したい。
それが、今回この単独イベントを開催する一番の理由です。
本イベントは朝9時からスタートし、終わりの時間を定めず、皆様が納得いくまでご試聴・ご注文いただける環境をご用意しました。
会場は、ヘッドフォン祭の会場から2駅の秋葉原。
イベントの合間や整理券の待ち時間、あるいはイベント終了後やお仕事帰りにも、無理なく立ち寄っていただけます。地方から早い時間に東京へ到着される方にも、夜までじっくり時間を取れる方にも、それぞれの大切な一日の中に自然に組み込んでいただけるイベントです。
オーディオも音楽も、本来は落ち着いた状態でこそ、その良さが見えてくるものです。
じっくり聴きたい、納得するまで確かめたいという、純粋な趣味人の気持ちを大切にしながら、「選ぶ時間そのもの」を楽しんでいただける場所として、この単独イベントを開催します。
皆様が、ご自身にとって本当に大切な音に出会える一日になれば、これほど嬉しいことはありません。
最後になりますが、当日には、ささやかではありますが、広島の銘菓・もみじ饅頭をはじめ、様々なお菓子もご用意しております。ぜひ併せてお楽しみください。



