『HP-Culture』 にみられた最新の量子的効果

ケーブル
HP-Culture (IEM/MMCX/A2DC) ¥50,000 (税別)

先日ご納品となったHP-Culture IEM 3.5mm。
前回ご紹介のHP-Octaveとあわせ、お勧めセットによる効果で既存ユーザー様の聴き直しによって新たな魅力を大いに再発見いただいている。

ケーブルは、プレイヤーから正しくイヤホンへ向けて音楽信号を届けなくてはならない重要な橋渡し役。
さらに、細分化していけば端子部のハンダが大きな役割を担っている。

橋渡し役の橋渡し役としてここがノイズレスで正しい音楽表現を端子→ケーブル導体→端子と滞りなく行わなければならない。
Joe氏によればハンダ部が音質影響として重要であり、ハンダを取り付ける際の外因の電気的影響を限りなく減らすアクセサリを開発し、今日まで研究がなされ、更新されてきていた。

そんな最新の量子研究による成果が、最も鮮明なカタチで現れたのが今回の『HP-Culture』である。
音を聴いた瞬間、その変化はハッキリと感じ取れた。

まず驚かされたのは、音の自然な鳴り方であった。
音源の持つ“あるべき姿の音”が、しなやかに立ち上がり、そのまま空気に溶け込んでいく。
これまで以上の音の瑞々しさがいつまでも聴いていたくなる魅力になっている。

そのなかでも特筆すべきは、低域の解像度の異次元さであった。
HP-Cultureの低域はミケランジェロの彫刻作品のように立体的な表現で細部までデティールが感じられた。
ベースラインは弦の太さ、指の当たり、弦が戻る瞬間の空気の震えまでリアルに感じ取れる。
コントラバスに至っては、胴鳴りの木の質量感までもが生々しく感じられ、楽器がそこに存在しているような臨場感があった。

デモ機(奥)と納品分(前)

ローゼンクランツのサウンドは、常に探求と革新を重ねながら、日々その完成度を高め続けている。
ミクロな世界である量子へと目を向け、研究の成果を取り込みながら新しい音の境地に至り、真の音楽ファンを魅了し続けていく。

今回 、ご注文いただいた M.H 様には、これからの音楽生活をHP-Cultureを通して、さらに豊かに彩ることを心より願っています。

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